確定拠出型年金『iDeCo』とは、公的年金にプラスして60歳から年金を受け取れる任意加入の制度です。
掛け金が全額所得控除になるなど、税制優遇が魅力的で加入を考えている方も多いのではないでしょか。
しかし、運用についてよく知らないまま加入してしまうと、
思わぬ損失に気が付かないまま掛け金を拠出していた。
という事態に陥ることがあります。
実際に私自身がそうでした。
そこで、iDeCoを運用する際に気を付けなければいけないポイントを私の経験をもとにご紹介します。
この記事では、iDeCoの運用初心者の方に注意してもらいたいことがわかります。また、運用指示の際に参考になるポートフォリオ選定についてもご案内します。
定期預金を控える!
iDeCoに加入して掛け金を設定して、とりあえず全額を定期預金に・・・
私はこの方法で資産評価額が減少しました!
理由は単純に年間の手数料分の損失です。(手数料は加入する金融機関によって異なります。)
そのため、
債券、株式等を選択して運用益を目指していく必要があります。
何を参考に運用指示をするの?
運用指示をするといっても何を参考に指示すればいいの・・・
今回私が参考にしたのはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。
一時的な巨額の含み損がニュースになるなど、何かとたたかれることが多いようですが、累積収益を見る限り、ポートフォリオ選定は参考にできそうです。
参照:年金積立金管理運用独立行政法人
そこで、GPIFの資産構成割合である、
- 国内債券25%
- 外国債券25%
- 国内株式25%
- 海外株式25%
で運用してみることにしました。
これで様子を見てみましょう。
運用実績はまた今度紹介します。
所得控除の手続きをする!
iDeCoの掛け金を給与から天引きで支払っている方以外は
年末調整または確定申告をしないと、所得控除が受けられません!
口座振替で毎月自動で引き落としがあるから、控除もしてくれているだろうと思ったら大きな間違えということです。
iDeCoに加入して掛け金を支払っている方は『小規模企業共済等掛金払込証明書』というハガキが届きますので、年末調整または確定申告を行ってください。
まとめ
iDeCoを利用する際に気を付けるポイントは、
- 運用指示をする
- 年末調整または確定申告をする
の2点です。
全員が対象ではないですが、加入して掛け金を設定したまま放置している方が多いのではないかと思い記事にしてみました。
最後に、iDeCoは原則60歳にならないと支給されないこと、運用にはリスクが伴うことなど、デメリットも理解したうえでうまく利用してくださいね!
コメント