最近テレビや雑誌で投資を特集した番組や記事を見かけることが多くなったね
投資を始める若い方が増えているみたい
投資にもいろいろな方法があるけど、できるだけ簡単に投資したいな
最近は証券口座に入金して金融商品を購入するのではなく、カード決済で積み立て投資ができるらしいよ!
この記事では、積み立て投資をクレジットカード決済で行うメリットと注意点についてご案内するとともに、おすすめのカードをご紹介します。
なぜ積み立て投資はクレジットカード決済がお得なのか
通常、証券会社で金融商品を購入する場合、証券口座に入金して、その資金で購入します。
しかし、
今回ご案内するクレジットカードでの積み立て投資は、
また、カード会社によっては投資初心者の方でも始めやすいように選ぶことのできる投資信託をあえて少なくしたり、質問に答えるだけで投資コースを提案してくれるなど、金融商品を選びやすくする工夫がされています。
さらに、カード決済の最大のメリットである、積立額へのポイントが付与があります。
カード会社やカードのランクによって付与されるポイントの加算率は異なりますが、たまったポイントで買い物ができるほか、ポイントを積立金に充てたり、金融商品を追加で購入できるなど、通常の購入方法にはない大きなメリットとなっています。
積み立て投資をクレジットカード決済する際の注意点とは
積み立て投資をカード決済する際の注意点は以下の通りです。
- カード決済ができるのは基本的に投資信託などの積み立て投資のみ
- 投資額の上限は原則5万円
- 分割払いやリボルビング払いは対応していない
- 使えるカードは引き落とし口座と名義が同じものに限られる
- 家族カードは対象外
投資にカード決済が可能になったのは金融庁の規制緩和によるものです。
そのため、カードで金融商品を買う際のルールが金融庁により定められており、証券会社から金融商品を購入するように何でも買えるわけでないことを知っておく必要があります。
しかし、積み立て投資に関してはカード決済を利用するなど、投資の手段の一つとして考えておくと通常の投資方法よりも得をすることが多くありますので、賢く利用したいですね。
積み立て投資におすすめのクレジットカード
ここからは積み立て投資におすすめのカードをご紹介します。
積み立て投資におすすめのクレジットカード① 楽天カード
2021年4月時点で楽天証券で楽天カード決済をする利用者が100万人を超える超人気カードです。
楽天ポイント自体が使い勝手がよく人気なことや、買い物でポイントがたまりやすく、貯まったポイントで投資信託を買えることなど圧倒的な知名度と利便性の良さから若年層や投資初心者の方から支持されています。
積み立てできる投資信託は約2,600本(2024年1月現在)ととても多く、
投資初心者の方でも選びやすいように簡単な質問に答えるだけで投資コースを提案してくれる「らくらく投資」や
楽天証券ファンドアナリストが厳選した投資信託から選べる「ファンドセレクション」といったサービスもあり、
初心者から上級者まで対応していることも人気の理由の一つです。
積み立て投資におすすめのクレジットカード② エポスカード
マルイ系のクレジットカードであるエポスカードは、マルイ店舗やマルイ通販を利用する方に便利なカードとして利用されているイメージですが、積み立て投資をすることも可能です。
tsumiki証券でエポスカードを使って積立投資ができるサービスですが、つみたてNISAにも対応できるようになりました!
毎月100円~100,000円まで、エポスカード1回払いで投資信託が購入でき、年間つみたて金額の0.1~0.5%のポイント還元があります。
貯まったポイントは100ポイントから好きなときに投資信託を購入することができます。
通常のカードでは還元率は楽天カードの方が高いですが、ゴールドカードにランクアップすることで還元率が大幅にアップし使いやすさが向上します。
積み立てできる投資信託は
- 世界分散型
- 世界成長型
- サステナビリティ重視型
- 未来応援わくわく型
- ちょこっと未来応援型
という5本に厳選されており、名前からも投資初心者の方でもわかりやすい構成となっていることが特徴です。
積み立て投資におすすめのクレジットカード③ セゾンカード
永久不滅ポイントで有名なセゾンカードでは、セゾンポケットという専用の証券口座を利用して積み立て投資ができます。
積み立てできる投資信託は
安定志向の方向けのセゾン・バンガードグローバルバランスファンドと
成長志向の方におすすめセゾン資産形成の達人ファンドの2本です。
この他にETF10銘柄、国内株式130銘柄に月5,000円から投資できる「株つみたて」というサービスもあるので投資は初めてなので投資信託を紹介してほしいけど、自分でも株を買ってみたいという方にはおすすめのカードです。
カード会社のクレディセゾンと百貨店の髙島屋が提携して発行するクレジットカードのタカシマヤセゾンカードは年会費が永年無料 、通常ポイント還元率1%のところ、髙島屋で買い物をしたときのポイント還元率は2%になります。
他にも高島屋で買い物をする際の優待が受けらるメリットもあることから、セゾンカードで積み立て投資をする際はタカシマヤセゾンカードがおすすめです。
高島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社が発行しているタカシマヤカードはSBI証券取扱の積立可能な投資信託に積み立て投資が可能ですが、セゾンポケットは利用できません。名前が似ていますが発行体が異なるため注意が必要です。
積み立て投資におすすめのクレジットカード④ 三井住友カード
銀行系カードで圧倒的な知名度を誇る三井住友カードでも2021年6月末からSBI証券の投信積立サービスをカード決済で利用することが可能となりました。
積み立てできる投資信託は約2,500本と楽天カードに迫る多さとなっており、楽天証券では取り扱いのない優良な投資信託を購入することもできることからすでに約7万件の申し込みがあり、2021年8月2日時点での積立設定金額が30億円を突破しています。
通常のポイント還元率は毎月の積立額×0.5ポイントですが、最近CMでよくみるゴールドカードNLなど、カードの種類によっては還元率が1~2%となる「ポイントアッププラン」が魅力的です。
また、たまったVポイントはカードの支払いに使えるのでポイントを無駄なく使えて経済的です。
2022年5月30日から「SBI証券 Vポイントサービス」の登録を行うことで、保有しているVポイントをSBI証券での投資信託の買付代金に利用できます。
さいごに
積み立て投資用にカードを選ぶ際は、普段使っているカードが積み立て投資対応ならそのまま利用することもできますが、今回ご案内したようにカードによって購入できる投資信託が異なります。
そのため、投資したい商品について先に調べてからカードを選ぶ方がおすすめです。
また、購入する投資信託によって手数料が異なるため、ポイントの還元率ばかりに注目してしまうとトータルでの運用効果が最大化しにくくなります。
投資には元本割れのリスクが伴うことも理解したうえで、様々な条件について総合的に理解して最適なカードを選んでいただけると、さらに投資が楽しくなるかと思います。
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