保険の見直しや加入を検討している方で、FPに相談を検討されている方、多いのではないでしょうか。
保険の種類は多く、生保や損保の違いや保険商品の特徴など、わからないことばかりですよね。
こんな時はお金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談するといいのかも・・・
と思う一方、面談の際によくわからないまま保険商品を勧められないか不安に感じられている方のために
この記事では、FPに保険を相談するメリットとデメリットを、FPの資格を持ち、日本FP協会の会員でもある筆者が解説します!
保険を相談する前に、そもそもFPとは
FPとは、ファイナンシャル・プランナーの略であり、お金に関する様々なお悩みをサポートする、お金の専門家です。
意外かもしれませんが、ファイナンシャル・プランナーは職業の名称で誰でも名乗ることができます。
しかし、ファイナンシャル・プランニング技能士やAFP・CFP®は国家資格や日本FP協会の認定を受けないと名乗ることができません。
特に、AFP・CFP®は2年ごとに所定の継続教育や実務研修などを修了する必要がある資格更新制度があるので、常に情報をアップデートしている質の高いFPと言えます。
FPに相談する際はファイナンシャル・プランニング技能士やAFP・CFP®の資格を持っているかを確認して、保険に関する知識がしっかりと備わっているかを確認しましょう。
FPに保険を相談する際に見直すポイントは?
保険について相談するといっても、保険を見直すポイントはどこなのでしょうか。
具体的には見直すポイントは
・保険料
・保険期間
・保険金の受取人
などがあります。
また、保険を見直すタイミングとしては、
・社会人になった時
・結婚した時
・妊娠、出産
・子どもの独立~老後
などです。
詳しくは以下の記事で解説していますので、気になられた方はご覧ください。
FPに保険を相談するメリット
FPに保険を相談するメリットは以下の通りです。
・専門的な知識を持っている
・中立的な立場でアドバイスしてもらえる
・総合的なアドバイスが期待できる
・長期的なサポート
・一人ひとりにあったプランを提案してもらえる
FPに保険を相談するメリット① 専門的な知識を持っている
FPは保険に関する深い知識と経験を持っているため、相談者のニーズに合った正確なアドバイスを提供できます。
保険の相談をする際に面談をするようなFPは、保険会社や代理店に所属する企業系FPが多いです。
つまり、そのFPは生命保険募集人、損害保険募集人の資格を持っており、保険商品を販売できます。
ですから保険商品に関する知識も豊富です。言い換えると、保険営業マンがFPの資格を持っているとより安心して相談することができます。
FPに保険を相談するメリット② 中立的な立場でアドバイスしてもらえる
FPに保険を相談する際、その保険が本当に必要かどうかを中立的な立場でアドバイスしてもらえます。
ただし、これは独立系FPの場合です。
理由としては、保険会社に勤めているFPは保険商品を販売すること、不動産会社に勤めているFPは土地や建物を販売することが目的だからです。
FPとして独立している場合、お客様の相談に答えるのが目的のため中立的な立場でアドバイスしてもらうことができます。
FPに保険を相談するメリット③ 総合的なアドバイスが期待できる
FPは保険以外にも、資産形成や資産運用、税金、不動産、相続・事業承継など幅広い分野に精通しています。
保険の知識だけだと、相談者の悩みに保険でしか解決できません。
しかし、税や投資、相続など幅広い知識があると保険に代わる提案をしてもらうことができ、選択の幅が広がります。
FPに保険を相談するメリット④ 長期的なサポート
FPに保険を相談すると、ライフイベント表という自身や家族の人生におけるイベントとそれにかかる収支を表にしたものを作成してくれます。
ライフイベント表を作成することでお金についての将来設計が立てやすくなります。
FPとの関わりを続けることでライフイベント表の見直しを行い、改善することでより精度の高い資産計画が可能となります。
FPに保険を相談するメリット⑤ 一人ひとりにあったプランを提案してもらえる
上記でも触れましたがFPとはお金の専門家です。
FPに相談することで相談者ごとの収入や支出、ローン、資産などを総合的に加味したうえで最適な提案をしてもらうことができます。
FPに保険を相談するデメリット
FPに保険を相談するデメリットは以下の通りです。
・費用がかかる
・得意不得意がある
・過剰な情報を提供されより混乱することも
・時間がかかる
・提案してもらえる保険商品が制限される可能性
FPに保険を相談するデメリット① 費用がかかる
FPに保険を相談する際、費用がかかる場合があります。
これは独立系FPに多く、逆に企業系FPは無料な場合が多いです。
FPに保険を相談するメリット② 中立的な立場でアドバイスしてもらえるで説明したように、企業系FPは保険や不動産など、相談に応じることでその先の目的を営業します。
ですから相談料は無料なことが多いですが、独立系のFPは相談に答えることが目的のため、相談料がかかるということですね。
FPに保険を相談するデメリット② 得意不得意がある
FPはお金に関する様々な分野に精通していますが、FPごとに得意な分野やそうでない分野があります。
したがって、保険についての相談なら保険に詳しいFPと相談する必要があります。
これは事前に調べることができるので、日本FP協会のホームページから試しに検索してみてはいかがでしょうか。
FPに保険を相談するデメリット③ 過剰な情報を提供されより混乱することも
FPに保険を相談する際のデメリットとして過剰な情報を提供されて混乱する可能性があります。
なぜかというと、保険に代わる提案というのは意外と多いからです。
特に外貨建て保険や変額保険といった投資性の高い保険は、投資信託や国債など金融商品で代替できると提案されることがあり、金融商品も種類が豊富なので理解が追いつかずに混乱してしまう可能性があります。
説明を受けていてわからないことがあれば話を止めて質問し、よく理解してから説明を受けるようにしましょう。
FPに保険を相談するデメリット④ 時間がかかる
最近では保険の加入もネットで完結できるようになりました。ある程度の知識があれば代理店で契約するよりもスピーディーに契約できます。
また店舗に赴いたり、FPが訪問に来て話を聞くのに時間がかかるというのはデメリットでもあるので、時間を短縮するために事前に聞きたいことをまとめておくといいでしょう。
FPに保険を相談するデメリット⑤ 提案してもらえる保険商品が制限される可能性
企業系FPに保険を相談する場合、提案してもらえる保険商品に制限があります。
例えば、保険代理店によって委託契約をしている保険会社が異なるので、提案できる保険商品も異なります。
また、代理店によっては一社専属代理店といい、一社の保険商品しか扱っていないところもあります。
保険についてFPに相談する際は、どのようなFPに、またどんな保険会社の保険商品を扱っている代理店なのかという点も確認しておきたいですね。
まとめ
FPに保険を相談するメリット・デメリットは以下の通りです。
・専門的な知識を持っている
・中立的な立場でアドバイスしてもらえる
・総合的なアドバイスが期待できる
・長期的なサポート
・一人ひとりにあったプランを提案してもらえる
・費用がかかる
・得意不得意がある
・過剰な情報を提供されより混乱することも
・時間がかかる
・提案してもらえる保険商品が制限される可能性
FPの資格を持っていることでより詳しい解説や幅広い選択肢を期待できる一方、得意不得意があったり時間の制約があるのも事実です。
FPに相談を検討されている方は、メリットとデメリットを理解したうえで決めることをおすすめします。
FPに保険の相談を検討されている方はこちらの記事でおすすめのサービスをまとめていますので、ご覧ください。
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