【知らないと危険】投資初心者のための、知っておきたい投資のリスク6選

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ちんうなぎ
この記事の執筆者。

サイト運営をしながら投資について学んでいます。

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)

将来のために投資を始めようと考えている方で、

投資にはリスクがあるからとなかなか一歩を踏み出せていない方

多いのではないでしょうか。

元本割れのリスクがあるって聞いたことがあるけど、
実際にはどんなリスクがあるの?

この記事では、これから投資を始めようとしている方や、投資を始めたばかりの方が投資についてのリスクを知ることで、自分のリスク許容度に合った投資のスタイルを考えてもらうことができます。

まず、最初に知っていただきたいことが、

リスク=悪いことではないということです。

投資においてのリスクとは、不確実性をあらわします。つまり、リスクがあるとは不確実性があるということなんです。

株式を購入すると、その後価格が上がるかもしれないし、下がるかもしれない。リスクには常にプラスのリスクとマイナスのリスクがあり、プラスにもマイナスにも影響を及ぼすような要因を集めたものが、今回記事にしているリスク集になります。

目次

投資のリスク① 価格変動リスク

購入した有価証券(株式や債券、不動産投資信託など)の価格が変動し、売却価格が変動すること

価格変動リスクといいます。

価格変動の主な要因として、経済情勢市場の金利動向発行体の信用状況などが挙げられます。

債券投資での価格変動リスクは、市場金利の変動によるもので金利変動リスクともいいます。

一般的に、市場金利が上昇すると、上昇前の低い金利で購入した債券の価格は下落します。逆に、市場金利が下落すると、下落前の高い金利で購入した債券の価格は上昇します。

投資のリスク② 流動性リスク

市場で金融商品を

売りたいときに売ることができなかったり、希望した価格で売れなかったりするリスク

流動性リスクといいます。

一般的に市場規模が小さく取引量が少ない金融商品で起こりやすいといわれています。例えば、上場している会社が不祥事を起こし上場廃止になったら、株主は取引ができなくなるので売り注文が殺到します。そうすると株の値段が付きにくくなり、株主は株を売却できくなってしまいます。

投資のリスク③ 信用リスク

有価証券の発行体の財務状況の悪化や経済情勢により、運用に損失が出るリスク

信用リスクといいます。

企業が倒産すると、株式の分配金や償却金を返済する能力がなくなり、株主にお金が返ってこないというようなことが考えられます。このように、企業が倒産して債務不履行になるリスクがあることからデフォルトリスクともいいます。

債券の格付け

債券には、民間の格付け機関によって、債券や債券の発行体の信用評価をランキングにしたものがあります。
発行体が同じでも、発行時期や利率など、条件が異なれば格付けも異なります。

BBB以上の債権ばかりを集めたファンドやBB以下の債権(ジャンク債)ばかりを集めたファンドもあり、自身のリスク許容度に応じて選べる債権も様々です。

投資のリスク④ 為替変動リスク

為替レートが変動することで、海外の有価証券の円換算における価格が変動するリスク

為替変動リスクといいます。

外国の株式や債券などに投資をする際は、金融商品そのものの価格変動のほかにも、外貨と円との為替レートにも注意することが必要になります。一般的に、為替レートが円安になれば債券価格は上昇し、円高になれば下落します。

投資のリスク⑤ カントリーリスク

有価証券の発行体の国で政治情勢や経済情勢が変化し市場に混乱が生じて起こるリスク

カントリーリスクといいます。

ファンドの場合、予定していた運用ができなかったり、基準価格が大幅に下落するといったことも考えられます。

また、取引自体に規制が設けられたり、税制が変わったりすることも金融商品の価格変動要因になります。

投資のリスク⑥ ポートフォリオ運用におけるリスク

分散投資でリスク軽減が期待できるポートフォリオ運用ですが、分散投資によって消すことができないリスクがあります。

システマティック・リスク

市場リスクともいい、

日経平均株価など、市場全体が下落すれば、いくら分散投資しても値下がりが起こること

システマティック・リスクといいます。

まとめ

今回ご紹介したリスクをまとめると、

  • 価格変動リスク
  • 流動性リスク
  • 信用リスク
  • 為替変動リスク
  • カントリーリスク
  • システマティック・リスク


となります。

これらのリスクを正しく理解することで、

自分が思いがけないリスクを取っていたというような危険から身を守ることができます

自身が独身の場合や、年齢が若いようなときには、あえて高いリスクを取って高いリターンを狙うこともできますが、
重要なのは、人によって取れるリスクの大きさ(リスク許容度)は異なるということです。リスクについてよく確認し、心地よい程度のリスクを取って投資を行うことを心がけましょう。

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